枯れ葉(2023年・洋画)のイメージ
洋画2023年恋愛コメディドラマフィンランド

枯れ葉

4.4/5当サイトの評価(5点満点)

笑っていいのか分からないまま、ずっと可笑しい作品です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
アキ・カウリスマキ
出演
アルマ・ポウスティ、ユッシ・ヴァタネン
上映時間
81分
製作国
フィンランド
日本公開
2023年
受賞
カンヌ国際映画祭 審査員賞

あらすじ(ネタバレなし)

ヘルシンキ。スーパーで働くアンサは、賞味期限切れの商品を持ち帰ったことで解雇されます。次の仕事も長続きしません。

工事現場で働くホラッパは、酒が手放せず、そのせいで職を失い続けています。

カラオケバーで顔を合わせた二人は、やがて再会します。しかし電話番号を書いた紙をなくしたり、約束の場所ですれ違ったりと、なかなか近づけません。

ここが見どころ

無表情の徹底

登場人物は感情をほとんど顔に出しません。それでいて何を考えているかは伝わるという、カウリスマキ独特の演出です。

ラジオのニュース

作中で繰り返し戦争の報道が流れます。個人の小さな生活と、進行中の戦争が同じ画面に置かれます。

色の設計

青、緑、赤。古い映画のような色調が全編で保たれ、時代がいつなのか分からなくなります。

この映画について:81分。無愛想な二人が、なかなか会えない。

81分と短く、出来事もほとんど起きません。二人が出会い、すれ違い、また会おうとするだけです。

その最小限の作りが素晴らしい。説明も感情表現もほぼないのに、二人が互いを大事に思っていることが確実に伝わる。

同時に、この作品は現在進行形の戦争を背景に置いています。ラジオから流れるニュースが、日常のすぐ隣にあるものとして扱われます。直接的な主張はしませんが、無関係ではないと示している。

カウリスマキの作品を初めて観る人にも勧められます。短く、優しく、そして少し可笑しい。

この作品の良さ

  • 無表情で感情を伝える演出
  • 戦争の報道を日常の隣に置いた構成
  • 古い映画のような色の設計
  • 81分に収めた密度

当サイトの評価

4.4/5.0

81分。無愛想な二人が、なかなか会えない。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.5
映像美4.4
音楽4.5
演技4.4
余韻4.6

世間ではどう評価されているか

カンヌ
審査員賞 2023年
上映時間
81
製作国
フィンランド

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

2023年のカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞しました。アキ・カウリスマキ監督の作品です。

短い上映時間と最小限の演出で高い評価を得た作品です。

こんな人におすすめ

  • 静かな恋愛映画が好きな人
  • 短い作品を探している人
  • カウリスマキを初めて観る人

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