デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション(2024年・邦画)のイメージ

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション

3.8/5当サイトの評価(5点満点)

SFの体裁を借りた、日常と社会の話です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

原作
浅野いにお『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』
監督
黒川智之
声の出演
幾田りら、あの
製作国
日本
公開
2024年
形式
前編・後編の2部構成

あらすじ(ネタバレなし)

3年前、東京の上空に巨大な宇宙船が現れました。侵略が始まったはずでしたが、決定的なことは何も起こらないまま日常が続いています。

女子高生の門出とおんたんは、そんな世界で普通に暮らしています。学校に行き、ゲームをし、漫画を描く。

しかし世界は少しずつ壊れていました。政府の対応、排外的な言説、軍事研究。そして、母船をめぐる状況が動き始めます。

ここが見どころ

非常時の日常化

空に宇宙船があるのに、みんな慣れています。異常が続くと日常になるという感覚が、この作品の主題です。

幾田りらとあの

歌手として活動する二人が主役の声を担当しています。技巧的でない話し方が、女子高生の会話に合っています。

社会の描写

排外的な空気、報道、若者の政治参加。侵略ものの体裁で現実の問題を扱っています。

この映画について:東京の上空に巨大な母船。それでも女子高生の日常は続く。

SFの設定を借りていますが、描かれているのは「非常事態が日常になってしまう」という感覚です。これは近年の現実と直結します。

浅野いにおの原作らしく、可愛らしい絵柄と厳しい内容が同居します。女子高生の他愛ない会話の隣に、暴力と差別が置かれる。

難点は構成です。前後編に分かれており、前編だけでは話がほとんど進みません。両方観ることが前提の作りになっています。

また、原作の情報量に対して尺が足りず、駆け足になる箇所があります。原作を読んでいるほうが理解しやすい。

この作品の良さ

  • 非常時が日常化するという主題
  • 声優経験の少ない二人の起用
  • 侵略ものの形式で社会を描く構造
  • 浅野いにおの絵柄の再現

当サイトの評価

3.8/5.0

東京の上空に巨大な母船。それでも女子高生の日常は続く。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.7
映像美4.2
音楽4.0
演技3.8
余韻3.9

世間ではどう評価されているか

原作
浅野いにお の漫画
形式
2 部構成
公開
2024

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

浅野いにおの漫画を原作とするアニメーション映画で、前編・後編の2部構成で公開されました。

前編だけでは物語が完結しない構成については、公開時に指摘がありました。

こんな人におすすめ

  • 浅野いにおの作品が好きな人
  • 日常と非常時が同居する話に関心がある人
  • 原作漫画を読んだ人

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