SPIDER-VERSE
バーニングBURNING
バーニング 劇場版
答え合わせのできない映画です。それが狙いです。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- イ・チャンドン
- 原作
- 村上春樹「納屋を焼く」
- 出演
- ユ・アイン、スティーヴン・ユァン、チョン・ジョンソ
- 製作国
- 韓国
- 上映時間
- 148分
- 公開
- 2019年2月(日本)
あらすじ(ネタバレなし)
作家志望のジョンスは、定職に就かず、実家の農場で牛の世話をしています。ある日、幼なじみだというヘミと街で再会します。
アフリカ旅行に出る彼女から猫の世話を頼まれた彼は、帰国した彼女が見知らぬ男ベンを連れてくるのを見ます。ベンは若く裕福で、何をしているのか分かりません。
ある夕暮れ、ベンはジョンスに打ち明けます。「ときどき、ビニールハウスを燃やす」。そして間もなく、ヘミが姿を消します。
ここが見どころ
夕暮れの踊り
実家の庭で、音楽に合わせてヘミが踊る数分間。物語を止めて、光だけを撮ります。この作品で最も有名な場面です。
確定しない語り
猫はいたのか、井戸はあったのか。すべてが確認できないまま進みます。
階級の描写
北朝鮮との境界に近い農村と、江南のマンション。二つの韓国が交互に映されます。
この映画について:「ときどき、ビニールハウスを燃やすんです」
村上春樹の短編にあった不穏さを、韓国の若年層の貧困と怒りに接続したのがこの映画の発明です。原作にはない層が加わっています。
何が起きたのかは最後まで明示されません。主人公の思い込みという読みも成立します。それでいて、感情の説得力だけは非常に強い。
難点は148分の長さと、答えを求める観客には不満が残ることです。
この作品の良さ
- 原作の翻案としての着想
- 夕暮れの場面の映像
- 確定させない語り
当サイトの評価
4.3/5.0
「ときどき、ビニールハウスを燃やすんです」
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.3 |
| 映像美 | 4.8 |
| 音楽 | 4.5 |
| 演技 | 4.6 |
| 余韻 | 4.8 |
世間ではどう評価されているか
- カンヌ
- 国際批評家連盟賞 2018年
- IMDb
- 7.5 /10
- 原作
- 村上春樹 「納屋を焼く」
2018年のカンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞しました。同映画祭の公式批評家採点で、当時の史上最高点を記録したことでも話題になりました。
原作は村上春樹の短編小説「納屋を焼く」です。
こんな人におすすめ
- 村上春樹の作品が好きな人
- 答えのない映画が平気な人
- 韓国映画を追いたい人
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