ボーン・アイデンティティーTHE BOURNE IDENTITY
洋画2002年アクション2000年代スパイ

ボーン・アイデンティティー

007シリーズの作り方まで変えてしまった一本です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
ダグ・リーマン
原作
ロバート・ラドラム
出演
マット・デイモン、フランカ・ポテンテ、クリス・クーパー
製作国
アメリカ・ドイツ
上映時間
119分
公開
2003年1月(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

地中海。イタリアの漁船が、背中に二発の銃弾を受けた男を海から引き上げます。男は自分が誰なのか、まったく思い出せません。

手がかりは、腰に埋め込まれた装置に記録されたスイスの銀行口座番号だけでした。貸金庫には、複数の国籍の偽造パスポートと大量の現金、そして銃がありました。

自分の正体を探るうち、彼は複数の国で追われていることに気づきます。同時に、自分の身体が驚くほど戦い方を覚えていることにも。

ここが見どころ

近接格闘

ペンや雑誌を武器にする短く速い格闘。フィリピン武術を取り入れた振付は、以降のアクション映画の定番になりました。

パリのカーチェイス

小型車で狭い路地を走る一連。派手さより物理的な説得力を優先しています。

自分に驚く主人公

「なぜ自分にこれができるのか」という戸惑いが、アクションの動機になっています。

この映画について:記憶を失った男が、自分の身体能力に驚く。

この作品以降、スパイ映画はガジェット中心からリアル路線へと大きく方向を変えました。『007 カジノ・ロワイヤル』への影響は明白です。

手持ちカメラと速い編集による「ボーン風」の演出は、その後模倣されすぎて批判の対象にもなりました。ただし本作自体の編集は比較的落ち着いています。

難点は、原作からの改変が大きいことと、恋愛パートがやや唐突なことです。

この作品の良さ

  • 近接格闘の設計
  • リアル路線への転換
  • マット・デイモンの起用

当サイトの評価

4.1/5.0

記憶を失った男が、自分の身体能力に驚く。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.1
映像美4.4
音楽4.3
演技4.1
余韻4.0

世間ではどう評価されているか

影響
スパイ映画の転換点
IMDb
7.9 /10
シリーズ
続編複数

本作の成功以降、スパイ映画の演出は現実志向へと大きく方向転換しました。

『ボーン・スプレマシー』『ボーン・アルティメイタム』と続く三部作の第1作です。

こんな人におすすめ

  • 現実志向のアクションが好きな人
  • スパイものが好きな人
  • 格闘場面を味わいたい人

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