ANORAANORA
洋画2024年ドラマ2020年代ショーン・ベイカー

ANORA アノーラ

テンポの良い喜劇です。ただし、最後の数分は静かです。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
ショーン・ベイカー
出演
マイキー・マディソン、マーク・エイデルシュテイン、ユーリー・ボリソフ
製作国
アメリカ
上映時間
139分
公開
2025年(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

ニューヨーク、ブライトンビーチ。ストリップクラブで働くアニー(アノーラ)は、ロシア語が少し話せることから、若い客イヴァンの相手を任されます。

彼はロシアの新興財閥の息子で、金の使い方を知りません。一週間の専属契約を経て、二人はラスベガスで結婚します。

しかしその知らせが両親に届くと、事態は一変します。婚姻を無効にするため、手先の男たちがアパートへ押しかけてきます。

ここが見どころ

アパートの大騒動

中盤、長時間にわたる乱闘と口論。スラップスティック喜劇として非常によくできています。

マイキー・マディソン

この役でアカデミー主演女優賞を受賞しました。喋り続ける役ですが、疲れさせません。

最後の車内

終盤、雪の中で停まった車の中の数分。それまでの騒々しさが全部消えます。

この映画について:ストリッパーがロシアの富豪の息子と結婚する。そこから騒動が始まる。

ショーン・ベイカーは一貫して、性産業に関わる人々を主人公にしてきた作家です。この作品でも、職業を憐れみの対象にせず、労働として描いています。

喜劇として進みながら、最後に「この人が何を求めていたか」が一気に露出します。その落差が全部です。

難点は139分がやや長いことと、中盤の騒動が繰り返しに感じられることです。

この作品の良さ

  • 中盤の喜劇としての完成度
  • マイキー・マディソンの演技
  • 最後の数分の落差

当サイトの評価

4.2/5.0

ストリッパーがロシアの富豪の息子と結婚する。そこから騒動が始まる。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.3
映像美4.2
音楽4.3
演技4.8
余韻4.5

世間ではどう評価されているか

カンヌ
パルムドール 2024年
アカデミー賞
5部門 作品賞・監督賞ほか
IMDb
7.5 /10

2024年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞し、第97回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演女優賞、脚本賞、編集賞の5部門を受賞しました。

同一作品がパルムドールとアカデミー作品賞の両方を受賞するのは、きわめて稀な例です。

こんな人におすすめ

  • テンポの良い喜劇が好きな人
  • 話題作を押さえたい人
  • ショーン・ベイカー作品を追いたい人

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