あのコはだぁれ?(2024年・邦画)のイメージ
邦画2024年ホラー2020年代日本

あのコはだぁれ?

1000本目に置く作品としては地味ですが、日本のホラーの現在地を示す一本ではあります。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
清水崇
出演
古川琴音、佐津川愛美、田中俊介
製作国
日本
公開
2024年
興行収入
11.6億円
関連
『ミンナのウタ』と世界観を共有

あらすじ(ネタバレなし)

1990年代の地方都市。中学校に赴任してきた新任の教師は、生徒たちのあいだで囁かれている噂を耳にします。

誰も名前を知らない少女がいる、というのです。写真には写っているのに、誰も覚えていない。存在しないはずの生徒でした。

噂を追ううちに、教師は学校に残された過去の記録にたどり着きます。そして、彼女自身の記憶にも欠けている部分があることに気づいていきます。

ここが見どころ

1990年代という設定

携帯電話もインターネットもない学校。情報が閉じている環境が、噂が広がる条件として機能しています。

清水崇の演出

『呪怨』の監督です。日常空間に異物を紛れ込ませるという手法は健在で、教室や廊下の使い方に手慣れたものがあります。

「誰も覚えていない」という怖さ

存在するのに認識されない、という状況が恐怖の中心です。直接的な描写に頼らない着眼です。

この映画について:『ミンナのウタ』と同じ世界で起きる、もう一つの怪異。

日本のホラーの型を守った作品です。学校、噂、記録、そして忘れられた存在。新しさはありませんが、基本は押さえられています。

1990年代を舞台にしたのは正解でした。情報が閉じた環境でしか成立しない怪談があり、本作の設定はそれを利用しています。

怖がらせ方は正統派で、突然の音や出現に頼る場面もあります。この手法を古いと感じる人はいるでしょう。

同じ監督の『ミンナのウタ』と世界観を共有しており、あわせて観ると要素がつながります。単体でも成立しますが、その前提は知っておくと良い。

この作品の良さ

  • 1990年代という設定の必然性
  • 清水崇による日常空間の使い方
  • 「誰も覚えていない」という着眼
  • 日本のホラーの型の踏襲

当サイトの評価

3.1/5.0

『ミンナのウタ』と同じ世界で起きる、もう一つの怪異。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本2.9
映像美3.4
音楽3.4
演技3.3
余韻3.1

世間ではどう評価されているか

監督
清水崇 『呪怨』
興行収入
11.6 億円
公開
2024

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

『呪怨』の清水崇監督による学園ホラーです。興行収入11.6億円。

同監督の『ミンナのウタ』と世界観を共有しています。

こんな人におすすめ

  • 日本のホラーが好きな人
  • 学校を舞台にした怪談が好きな人
  • 『ミンナのウタ』を観た人

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