異人たちALL OF US STRANGERS
異人たち
静かですが、終盤でかなり効きます。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- アンドリュー・ヘイ
- 原作
- 山田太一『異人たちとの夏』
- 出演
- アンドリュー・スコット、ポール・メスカル、クレア・フォイ、ジェイミー・ベル
- 製作国
- イギリス・アメリカ
- 上映時間
- 105分
- 公開
- 2024年(日本)
あらすじ(ネタバレなし)
ロンドンの高層マンション。脚本家のアダムは、ほとんど住人のいない建物で一人暮らしをしています。仕事も人間関係も停滞しています。
ある夜、下の階の住人ハリーが酒を持って訪ねてきます。二人は次第に近づきます。
同じ頃、アダムは郊外の実家を訪ねます。そこには、12歳のときに事故で亡くなったはずの両親が、当時のままの姿で暮らしていました。
ここが見どころ
両親との会話
40代の息子が、自分より若い両親に打ち明け話をする。この設定が持つ切実さが、全部を支えています。
1980年代の音楽
フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドやペット・ショップ・ボーイズ。時代と個人史が音楽で結ばれます。
終盤の反転
最後の数分で、それまでの意味が変わります。
この映画について:12歳のときに死んだ両親に、40代になって会いに行く。
原作は山田太一の小説で、1988年に大林宣彦が映画化しています。この英国版は、主人公の設定を変えることで、別の孤独を描いています。
「言えなかったことを、いまなら言えるか」という一点で組み立てられています。両親の反応が理想化されていないのが良い。
難点は、終盤の展開が唐突に感じられる人がいることです。
この作品の良さ
- 両親との会話の切実さ
- 1980年代の音楽
- 終盤の反転
当サイトの評価
4.3/5.0
12歳のときに死んだ両親に、40代になって会いに行く。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.3 |
| 映像美 | 4.6 |
| 音楽 | 4.7 |
| 演技 | 4.8 |
| 余韻 | 4.9 |
世間ではどう評価されているか
- 英国アカデミー賞
- 6部門 ノミネート
- IMDb
- 7.6 /10
- 原作
- 山田太一 『異人たちとの夏』
英国アカデミー賞で6部門にノミネートされました。
原作は山田太一の小説で、1988年に大林宣彦監督により『異人たちとの夏』として映画化されています。
こんな人におすすめ
- 喪失を扱った作品に関心がある人
- 静かな映画が好きな人
- 原作や1988年版を知っている人
配信を探す
各サービスで「異人たち」を検索した結果へ移動します。配信の有無はリンク先でご確認ください(配信状況は頻繁に変わるため、当サイトでは配信中かどうかの判定はしていません)。