

猿の惑星:聖戦記
三部作の到達点として、極めて完成度が高い一本です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・共同脚本
- マット・リーヴス
- 出演
- アンディ・サーキス、ウディ・ハレルソン、スティーヴ・ザーン
- 製作国
- アメリカ
- 日本公開
- 2017年
- シリーズ
- 新三部作の完結編
- 受賞
- 米アカデミー賞 視覚効果賞ノミネート
あらすじ(ネタバレなし)
人類と猿の戦いは長期化していました。シーザーは森の奥に群れを隠し、共存の道を探り続けています。
しかし人間の部隊を率いる大佐の襲撃で、彼は家族を失います。復讐に取り憑かれたシーザーは、群れを仲間に託して単独で追跡を始めました。
たどり着いたのは、猿たちが強制労働させられる収容所でした。そこで彼は、大佐の目的と、人類に起きている変化を知ることになります。
ここが見どころ
シーザーの内面
戦争映画の形をとりながら、描かれるのは指導者が憎しみに飲まれそうになる過程です。
モーションキャプチャ
アンディ・サーキスの演技がそのまま伝わります。表情だけで葛藤を表現する水準に達しています。
台詞の少なさ
猿たちの会話は多くが手話で、字幕がつきます。沈黙の時間が長いことが緊張を生みます。
この映画について:指導者が、憎しみに飲まれそうになる。
新三部作の完結編です。タイトルに戦争とありますが、大規模な戦闘場面は多くありません。
中心にあるのは、シーザーが自分の中の憎しみとどう向き合うかです。かつて敵だった仲間と同じ道へ進みかけるという筋が、三部作を通した主題を回収します。
アンディ・サーキスの演技が素晴らしい。台詞がほとんどないまま、指導者としての疲労と迷いを伝えます。
終盤の展開は静かで、爽快感はありません。ただ、三部作の締めくくりとしてこれ以上の形はなかったと思います。
この作品の良さ
- 指導者の内面に集中した構成
- アンディ・サーキスの演技
- 台詞を減らした緊張の作り方
- 三部作の主題の回収
当サイトの評価
指導者が、憎しみに飲まれそうになる。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.2 |
| 映像美 | 4.5 |
| 音楽 | 4.2 |
| 演技 | 4.4 |
| 余韻 | 4.3 |
世間ではどう評価されているか
- 米アカデミー賞
- ノミネート 視覚効果賞
- シリーズ
- 新三部作 の完結編
- 日本公開
- 2017 年
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
『猿の惑星』新三部作の完結編で、アカデミー賞視覚効果賞にノミネートされました。
三部作の中で最も評価が高い作品の一つとされています。
こんな人におすすめ
- 新三部作を観てきた人
- 静かなSFが好きな人
- モーションキャプチャの演技に関心がある人
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