新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-
『銀魂』の劇場版新作で、原作でも人気の高い吉原編を扱う。下品なギャグとまっすぐな熱血が同居する、このシリーズの構造がそのまま出ている。
原作の変な感じをどこまで持ち込むかが問題でしたが、かなり整理されています。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
第二次大戦後に解体されたはずのNINが、現代日本で密かに存続しています。組織に属する忍者の数は約20万人。しかしその多くは、任務がないまま無為に過ごしていました。
雲隠九郎もその一人です。定職につかず、実家で無為な日々を送っています。ある日、久しぶりに任務が下りました。
潜入先は高校。しかしそこには、対立組織の忍者たちも入り込んでいました。日常の裏側で、静かな戦いが始まります。
現代に忍者が大量にいる、しかも大半が無職。この身も蓋もない設定が原作の持ち味で、映画版でも活きています。
普段は無気力で、戦闘時だけ切り替わる。この落差が笑いと見せ場の両方を作っています。
忍者ものらしい静かな戦闘が中心です。派手さより、間合いと不意打ちを重視した作りになっています。
原作は、独特の間と不条理さを持つ漫画です。映画版はそこをかなり整理し、アクション寄りにまとめています。この判断には賛否があるでしょう。
福田雄一の監督ということで身構えましたが、本作ではアドリブ的な笑いは控えめです。原作の空気を尊重しようとした形跡があります。
アクションは健闘しており、とくに狭い場所での戦闘は緊張があります。忍者を派手に描かないという方針は正しい。
一方で、原作の持つ気味の悪さや説明のなさは薄まっています。分かりやすくなったぶん、個性が減ったという印象は残ります。
現代日本に、まだ忍者が20万人いる。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.1 |
| 映像美 | 3.6 |
| 音楽 | 3.5 |
| 演技 | 3.4 |
| 余韻 | 3.2 |
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
花沢健吾の漫画『アンダーニンジャ』の実写映画化です。興行収入15.9億円。
原作の特異な世界観をアクション寄りに整理した構成になっています。
各サービスで「アンダーニンジャ」を検索した結果へ移動します。配信の有無はリンク先でご確認ください(配信状況は頻繁に変わるため、当サイトでは配信中かどうかの判定はしていません)。