東京タワーTOKYO TOWER
邦画2007年家族2000年代リリー・フランキー

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

泣かせにくる映画です。それを承知で観るなら、十分に応えてくれます。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
松岡錠司
脚本
松尾スズキ
原作
リリー・フランキー
出演
オダギリジョー、樹木希林、内田也哉子、小林薫
上映時間
142分
公開
2007年4月

あらすじ(ネタバレなし)

筑豊の炭鉱町。父が家を出て以来、ボクは母と二人で暮らしてきました。母は小料理屋で働き、息子を美術大学へ送り出します。

上京したボクは、絵の道に進むはずが、生活は荒れていきます。学費を滞納し、母に嘘をつき、借金を重ねます。

やがて母が病に倒れ、二人は東京で暮らし始めます。東京タワーが見えるアパートでの日々が、最後の時間になります。

ここが見どころ

樹木希林の母

後半の母を樹木希林が、若い頃を実娘の内田也哉子が演じています。顔立ちの連続性が、そのまま時間の説得力になります。

食事の場面

母が作る料理が繰り返し映ります。愛情を台詞ではなく食べ物で示す、王道の手つきです。

ボクのだめさ

主人公は長い間、まったく親孝行をしません。そこを美化しないので、後半が効きます。

この映画について:母と息子の40年。ベタだと分かっていても効く。

構造はきわめて素直で、驚きはありません。それでも樹木希林の演技だけで、この映画は成立してしまいます。

松尾スズキの脚本は、湿っぽくなりすぎないところで笑いを入れてきます。142分を持たせているのはその配分です。

難点は長さと、後半が予定通りに進むことです。泣かせの段取りが見えてしまう人もいるでしょう。

この作品の良さ

  • 樹木希林の演技
  • 母娘二代での配役
  • 笑いを混ぜる脚本

当サイトの評価

3.9/5.0

母と息子の40年。ベタだと分かっていても効く。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.8
映像美3.9
音楽4.0
演技4.6
余韻4.2

世間ではどう評価されているか

日本アカデミー賞
最優秀作品賞 第31回
原作
ベストセラー リリー・フランキー
IMDb
7.3 /10

第31回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、最優秀主演男優賞、最優秀助演女優賞などを受賞しました。

原作は2005年に刊行され、200万部を超えるベストセラーとなった自伝的小説です。

こんな人におすすめ

  • 家族ものが好きな人
  • 樹木希林の演技を観たい人
  • 泣ける映画を探している人

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