STALKER
洋画1979年SF1970年代ソ連

ストーカー

極端に遅く、極端に長い作品です。ただ、映像の力は他に代えがたいものがあります。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
アンドレイ・タルコフスキー
原作
ストルガツキー兄弟
出演
アレクサンドル・カイダノフスキー、アナトリー・ソロニーツィン
製作国
ソビエト連邦
上映時間
162分
日本公開
1981年

あらすじ(ネタバレなし)

何かが墜落したとされる立入禁止区域「ゾーン」。その最奥の部屋に入れば、心の底からの願いが叶うと言われています。

案内人「ストーカー」は、作家と科学者の二人をゾーンへ導きます。罠だらけとされる区域を、遠回りをしながら進む三人。しかし部屋の前まで来たとき、誰も中に入ろうとしません。

ここが見どころ

色の切り替え

外の世界はセピア、ゾーンの中はカラー。色そのものが場所の意味になっています。

水の描写

浅い水の底に沈む注射器や硬貨を、カメラがゆっくり舐めていく長いカット。この時間の長さが作品の全部です。

この映画について:162分、ほとんど三人が歩いて話しているだけ。

SFの設定を使っていますが、起きることはほとんどありません。三人が歩き、止まり、議論する。それが162分続きます。

扱われているのは、願いが叶うと言われたときに人は何を望むか、そして本当の望みを知るのが怖い、という問いです。

難点は、テンポと長さです。合わない人には確実に苦痛で、私も初見では途中で意識が飛びました。ただ、二度目以降に効いてくる種類の作品です。

この作品の良さ

  • 色の切り替えによる場所の設計
  • 長回しによる時間の感覚
  • 問いの立て方

当サイトの評価

4.7/5.0

162分、ほとんど三人が歩いて話しているだけ。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.5
映像美5.0
音楽4.7
演技4.5
余韻5.0

世間ではどう評価されているか

IMDb
8.1 /10
評価
最高位 SF映画のベストに挙げる声も
影響
多数 ゲームや小説にも波及

タルコフスキー監督の代表作とされ、映画史のオールタイムベストにも頻繁に挙がります。作品名の「ストーカー」は、以降ゲームや小説にも影響を与えました。

こんな人におすすめ

  • 非常に遅い映画に耐えられる人
  • 映像で考える作品が好きな人
  • SFの枠を広げたい人

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