サウンド・オブ・メタルSOUND OF METAL
洋画2020年ドラマ2020年代音響

サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ

できるだけ良い音響環境か、ヘッドホンで観てください。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
ダリウス・マーダー
出演
リズ・アーメッド、オリヴィア・クック、ポール・レイシー
製作国
アメリカ
上映時間
120分
公開
2021年4月(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

ルーベンは、恋人のルーとデュオを組むメタルバンドのドラマーです。キャンピングカーで各地を回りながら演奏する生活を送っています。

ある朝、彼の耳から音が消えます。医師は、聴力の大部分が既に失われており、回復は見込めないと告げます。

薬物依存からの回復途上にあった彼にとって、演奏は生きる支えでした。ルーは彼を、聴覚障害者のための共同体に預けます。

ここが見どころ

主観の音響

場面ごとに、ルーベンの聴こえ方と客観的な音が切り替わります。この技術がそのまま物語になっています。アカデミー録音賞を受賞しました。

共同体の描写

手話で暮らす人々を「治すべき人」として描きません。実際にろう者の俳優が多数出演しています。

人工内耳の場面

手術後に聞こえる金属的な音。「治った」と思っていた観客が、ここで打ちのめされます。

この映画について:ドラマーが聴力を失う。観客も同じ音を聞かされる。

この映画の主題は、聴力の喪失ではありません。「失ったものを取り戻そうとすることを、いつやめるか」という一点です。ラストの数分がそれを示します。

リズ・アーメッドは実際に手話とドラムを長期間訓練しており、身体の説得力があります。

難点は、テンポが緩やかで、中盤に大きな事件がないことです。

この作品の良さ

  • 主観の音響設計
  • ろう者の共同体の描き方
  • ラストの静けさ

当サイトの評価

4.4/5.0

ドラマーが聴力を失う。観客も同じ音を聞かされる。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.3
映像美4.2
音楽5.0
演技4.8
余韻4.6

世間ではどう評価されているか

アカデミー賞
2部門 録音賞・編集賞
IMDb
7.7 /10
出演
ろう者の俳優 多数が出演

第93回アカデミー賞で録音賞と編集賞を受賞し、作品賞・主演男優賞を含む6部門にノミネートされました。

聴覚障害者の共同体の場面には、実際にろう者である俳優が多数出演しています。

こんな人におすすめ

  • 音響設計に興味がある人
  • 静かな作品が好きな人
  • 障害の描き方に関心がある人

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