MILLION
DOLLAR BABY
洋画2004年ドラマ2000年代イーストウッド

ミリオンダラー・ベイビー

内容に触れずに勧めるのが難しい作品です。ここでも核心には触れませんが、覚悟が要るとだけ書いておきます。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・製作・音楽
クリント・イーストウッド
出演
クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン
上映時間
132分
日本公開
2005年5月

あらすじ(ネタバレなし)

ロサンゼルスの古びたジム。老トレーナーのフランキーは、有望な選手を育てながらも、慎重すぎて機会を逃してきました。娘とは長く音信不通です。

そのジムに、31歳のウェイトレス、マギーが押しかけてきます。年齢的に遅すぎると断られながら、彼女は諦めません。やがて根負けしたフランキーが指導を始め、二人は勝ち上がっていきます。

ここが見どころ

モーガン・フリーマンの語り

元ボクサーの雑用係が語り手を務めます。誰に向けて語っているのかが最後に明かされる構成になっています。

光の少なさ

ジムも家も、常に暗い。イーストウッド作品らしい照明で、明るい場面がほとんどありません。

この映画について:スポーツ映画だと思って観ると、後半で足元が抜ける。

前半はまっとうなスポーツ映画です。そして後半、まったく別の題材の映画になります。この転換に耐えられるかで評価が決まります。私は、その落差ごと含めて優れた作品だと思っています。

扱われているのは、家族になれなかった者同士が家族になる話です。血縁の娘との断絶が、ずっと背景で鳴っている。

難点は、後半の題材が非常に重く、明確に人を選ぶことです。また、扱われている問題については公開当時から強い議論がありました。安易に勧められる作品ではありません。

この作品の良さ

  • 前半のスポーツ映画としての完成度
  • 後半への転換の設計
  • ヒラリー・スワンクとモーガン・フリーマンの芝居

当サイトの評価

4.6/5.0

スポーツ映画だと思って観ると、後半で足元が抜ける。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.6
映像美4.5
音楽4.3
演技5.0
余韻4.9

世間ではどう評価されているか

米アカデミー賞
4冠 作品賞・監督賞・主演女優賞ほか
IMDb
8.1 /10
評価
議論あり 結末をめぐって

第77回アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演女優賞・助演男優賞の4部門を受賞しました。結末で扱われる問題については、公開当時から社会的な議論を呼びました。

こんな人におすすめ

  • 重い結末を受け止められる人
  • スポーツものから入って裏切られたい人
  • 俳優の芝居を観たい人

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