きみの色THE COLORS WITHIN
邦画2024年アニメ2020年代山田尚子

きみの色

物語よりも、光と音の心地よさを味わう作品です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
山田尚子
脚本
吉田玲子
音楽
牛尾憲輔
声の出演
鈴川紗由、高石あかり、木戸大聖
制作
サイエンスSARU
上映時間
100分
公開
2024年8月

あらすじ(ネタバレなし)

長崎のミッション系の女子高。日暮トツ子は、人が「色」をまとって見えます。理由は分かりませんが、生まれつきそうでした。

彼女は、とても美しい色を持つ同級生・作永きみに惹かれます。しかしきみは、ある日突然学校を辞めてしまいます。

離島の古書店で再会した二人と、そこにいた音楽好きの少年ルイ。三人はバンドを組むことになります。

ここが見どころ

色彩設計

パステル調の淡い色。「色が見える」という設定が、画面全体の設計と一致しています。

牛尾憲輔の音楽

劇伴と劇中曲の両方を担当。終盤の演奏場面の楽曲が非常に良い。

教会の場面

ミッション系学校という設定を活かした、光の使い方。

この映画について:人の「色」が見える少女が、バンドを組む。

物語には大きな事件がありません。三人がそれぞれ抱える秘密も、深刻な対立には発展しません。そこを物足りなく思う人はいるでしょう。

山田尚子の演出は、『リズと青い鳥』に比べると柔らかく、間口が広い。とくに音と光の扱いは一貫して優れています。

難点は、人物の掘り下げが浅いことと、100分で三人分の事情を扱うには足りないことです。

この作品の良さ

  • 色彩設計
  • 牛尾憲輔の音楽
  • 終盤の演奏場面

当サイトの評価

4.2/5.0

人の「色」が見える少女が、バンドを組む。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.0
映像美4.6
音楽4.8
演技4.1
余韻4.4

世間ではどう評価されているか

受賞
各アニメ賞 ノミネート・受賞
制作
サイエンスSARU
IMDb
6.9 /10

山田尚子監督のオリジナル長編作品です。

制作は『夜は短し歩けよ乙女』などを手がけたサイエンスSARUが担当しています。

こんな人におすすめ

  • 色と光の表現を味わいたい人
  • 音楽もののアニメが好きな人
  • 山田尚子作品を追いたい人

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