累 -かさね-(2018年・邦画)のイメージ
邦画2018年サスペンス・犯罪ドラマサスペンス日本

累 -かさね-

3.4/5当サイトの評価(5点満点)

設定の強さで最後まで引っ張ります。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
佐藤祐市
原作
松浦だるま『累』
出演
土屋太鳳、芳根京子、横山裕、浅野忠信
製作国
日本
公開
2018年
ジャンル
サスペンス

あらすじ(ネタバレなし)

淵累は、伝説的な女優だった母から圧倒的な演技の才能を受け継いでいます。しかし顔には大きな傷があり、人前に出られません。

母が遺した口紅には、他人と顔を入れ替える力がありました。累はそれを使い、美しい容姿を持ちながら演技力のない女優・丹沢ニナと契約します。

ニナの顔で舞台に立った累は、瞬く間に評価されます。しかし顔を借りるという関係は、次第に支配へと変わっていきました。

ここが見どころ

入れ替わりの設定

顔と才能を交換するという設定が強い。どちらが本当の自分かという問いが生まれます。

二人の女優

土屋太鳳と芳根京子が、互いの人物を演じ分けます。この構造自体が演技の題材になっています。

舞台の場面

劇中劇として『サロメ』などが上演されます。

この映画について:口紅を重ねると、二人の顔が入れ替わる。

顔を入れ替えるという設定が強い作品です。才能はあるが醜い者と、美しいが才能のない者。この対比だけで話が回ります。

二人の女優が互いの人物を演じるという構造も面白い。演技についての映画で、実際に演じ分けが必要になるという入れ子です。

一方、心理描写はやや浅い。支配関係が深まる過程が駆け足で、感情が乗り切りません。

終盤の展開は原作から変更されています。まとまりは良くなりましたが、原作の毒は薄まりました。

この作品の良さ

  • 顔と才能を交換する設定
  • 二人の女優が演じ分ける構造
  • 劇中劇の場面
  • 対比の明快さ

当サイトの評価

3.4/5.0

口紅を重ねると、二人の顔が入れ替わる。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.3
映像美3.7
音楽3.5
演技3.8
余韻3.4

世間ではどう評価されているか

原作
松浦だるま の漫画
監督
佐藤祐市
公開
2018

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

松浦だるまの漫画を原作とする作品です。

心理描写が浅く、原作の毒が薄まったという指摘があります。

こんな人におすすめ

  • 特殊設定のサスペンスが好きな人
  • 原作漫画を読んだ人
  • 女優の演じ分けを観たい人

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