JAWS
洋画1975年ホラー1970年代スピルバーグ

ジョーズ

夏の定番として知られていますが、恐怖の設計としてもよくできています。124分、いま観ても普通に怖い。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
スティーヴン・スピルバーグ
原作
ピーター・ベンチリー
出演
ロイ・シャイダー、ロバート・ショウ、リチャード・ドレイファス
音楽
ジョン・ウィリアムズ
上映時間
124分
日本公開
1975年12月

あらすじ(ネタバレなし)

観光で成り立つ島の海辺で、若い女性の遺体が上がります。サメによるものと判断した警察署長ブロディは遊泳禁止を訴えますが、書き入れ時を控えた町長は聞き入れません。

犠牲者が増え、ようやく町が動いたとき、ブロディは海洋学者と老練な漁師とともに、小さな漁船でサメを追うことになります。

ここが見どころ

サメを見せない前半

撮影用のサメが故障続きで使えず、水面下の視点や浮きの動きで代用したのは有名な話です。制約が結果的に最良の演出になった例です。

ジョン・ウィリアムズの2音

低音の2音が繰り返されるだけの主題。サメが映っていなくても、この音が鳴れば怖いという状態を作りました。

船上の3人

後半はほぼ船の上だけ。傷を見せ合う夜の場面など、怪物映画とは思えない人物劇の時間があります。

この映画について:サメが壊れて動かなかったから、名作になった。

前半と後半で作りが大きく変わります。前半は町の話で、行政の判断や商売の事情が絡む。怪物より、危険を認めたがらない大人たちのほうが厄介という描写が効いています。

後半は男三人の海洋冒険譚になります。この切り替えがあるから124分が飽きません。

難点は、サメの実物が映る場面がいま観ると作り物に見えることです。ただ、それが映るのは終盤だけなので、大きな傷にはなっていません。

この作品の良さ

  • 見せないことで作る恐怖
  • ジョン・ウィリアムズの主題
  • 前半の町の話と後半の海洋劇という構成

当サイトの評価

4.6/5.0

サメが壊れて動かなかったから、名作になった。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.7
映像美4.5
音楽5.0
演技4.6
余韻4.4

世間ではどう評価されているか

米アカデミー賞
3冠 編集賞・作曲賞・録音賞
IMDb
8.1 /10
影響
夏の大作 興行の形を変えた

第48回アカデミー賞で編集賞・作曲賞・録音賞を受賞。全米一斉公開と大規模なテレビ宣伝という興行手法を確立し、「夏の大作」という概念を作った作品として知られます。

こんな人におすすめ

  • 夏に観る一本を探している人
  • 恐怖の演出設計に興味がある人
  • 家族や友人と観られる怖い映画が観たい人

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