ハート・ロッカーTHE HURT LOCKER
洋画2008年戦争2000年代アカデミー賞

ハート・ロッカー

政治的な主張は薄く、ひたすら現場の緊張だけを描きます。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
キャスリン・ビグロー
脚本
マーク・ボール
出演
ジェレミー・レナー、アンソニー・マッキー、ブライアン・ジェラティ
製作国
アメリカ
上映時間
131分
公開
2010年3月(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

2004年、バグダッド。米軍の爆発物処理班に、新しい班長ジェームズが着任します。前任者は任務中に死亡していました。

ジェームズは防護服を脱ぎ捨て、手順を無視し、危険な距離まで踏み込みます。部下の二人は、彼のやり方に神経をすり減らしていきます。

残る任務日数がカウントダウンされていく中、班はいくつもの現場に呼ばれます。

ここが見どころ

冒頭の処理

誰が死ぬか分からない導入。この10分で作品のルールが提示されます。

砂漠の狙撃戦

長時間ほとんど動かず、待ち続ける一場面。緊張の作り方が他の戦争映画と異なります。

スーパーの棚

帰国後、シリアルの棚の前に立ち尽くす場面。台詞なしで、この人物が抱えた問題を示します。

この映画について:爆弾処理班。一本の線を切るまでの、耐えがたい時間。

冒頭に掲げられる「戦争は麻薬である」という趣旨の引用が、この映画のすべてです。反戦でも賛美でもなく、依存の話として戦争を扱っています。

手持ちカメラと長回しによる緊張の作り方は非常に効果的です。一方で、軍事考証の正確さについては専門家から批判もあります。

難点は、人物の掘り下げが浅いこと。緊張の連続で押し切る作りなので、ドラマを求めると物足りません。

この作品の良さ

  • 緊張の作り方
  • 戦争を依存として描く視点
  • 帰国後の場面

当サイトの評価

4.1/5.0

爆弾処理班。一本の線を切るまでの、耐えがたい時間。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.1
映像美4.4
音楽3.9
演技4.5
余韻4.2

世間ではどう評価されているか

アカデミー賞
6部門 作品賞・監督賞ほか
IMDb
7.5 /10
記録
女性初 アカデミー監督賞

第82回アカデミー賞で作品賞、監督賞を含む6部門を受賞しました。キャスリン・ビグローは女性として初めてアカデミー監督賞を受賞しています。

こんな人におすすめ

  • 緊張感のある映画が好きな人
  • 戦争映画を追いたい人
  • 説教くさくない作品を求める人

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