

変な家
前半と後半で、別の映画になってしまった作品だと思います。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- 石川淳一
- 原作
- 雨穴『変な家』
- 出演
- 間宮祥太朗、佐藤二朗、川栄李奈、瀧本美織
- 製作国
- 日本
- 公開
- 2024年
- 興行収入
- 50.7億円
あらすじ(ネタバレなし)
オカルト専門の動画配信者・雨宮は、知人から一枚の間取り図を見せられます。都内の中古一戸建てですが、どこにもつながっていない謎の空間がありました。
設計士の栗原に相談すると、その空白には目的があるという答えが返ってきます。人を隠すため、あるいはもっと悪い用途のため。
調査を進めるうち、同じ設計の家が他にも存在することが分かります。そして、ある一族にまつわる因習へとたどり着いていきます。
ここが見どころ
間取り推理の面白さ
図面の不自然さから用途を推測していく前半。情報が図として提示されるため、観客も一緒に考えられるという構造が優れています。
佐藤二朗の設計士
淡々と恐ろしい可能性を語る役どころ。この人物の説明の仕方が、前半の緊張を作っています。
ネット発という出自
動画とWeb小説から広がった原作で、考察を促す構造がもともと備わっています。
この映画について:間取り図の不自然な空白から、話が始まる。
前半は非常に面白い作品です。間取り図という日常的なものから、恐ろしい可能性を積み上げていく。この推理の過程だけで十分に持ちます。
問題は後半です。話が一族の因習や儀式へと広がり、前半の「日常に潜む不気味さ」から離れてしまいます。スケールが大きくなるほど怖くなくなる、という典型的な失速です。
原作もこの構造を持っていますが、映画版はさらに派手な方向へ振れています。前半の魅力を活かしきれていない。
それでも、興行収入50.7億円という数字はネット発の作品としては異例です。企画の強さは証明されました。
この作品の良さ
- 間取り図から推理する前半の構造
- 佐藤二朗の淡々とした説明
- 観客も一緒に考えられる情報の提示
- ネット発の企画としての訴求力
当サイトの評価
間取り図の不自然な空白から、話が始まる。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.2 |
| 映像美 | 3.6 |
| 音楽 | 3.6 |
| 演技 | 3.5 |
| 余韻 | 3.3 |
世間ではどう評価されているか
- 興行収入
- 50.7 億円
- 原作
- 雨穴 の小説
- 公開
- 2024 年
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
動画とWeb小説から広がった雨穴の『変な家』を原作とする作品です。興行収入50.7億円。
ネット発の企画としては異例の興行成績を記録しました。
こんな人におすすめ
- 考察系のホラーが好きな人
- 原作を読んだ人
- 前半だけでも楽しめる人
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