OF THE RINGS
ロード・オブ・ザ・リング
3部作の1作目。CGだけに頼らず、実景・ミニチュア・特殊メイクを総動員して中つ国を成立させた。ファンタジー映画の基準を作った作品。
シリーズ全体の評価とは切り離して、1作目単体でどうかを書きます。低めの点数の理由も含めて。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
両親を亡くし、意地悪な親戚の家の階段下で暮らす11歳の少年ハリー・ポッター。誕生日を前に、彼のもとへ一通の手紙が届きます。ホグワーツ魔法魔術学校への入学許可証でした。
自分が魔法使いであり、両親を殺した闇の魔法使いから生き延びた特別な存在だと知ったハリーは、学校へ向かいます。そこで友人を得て、授業を受け、競技に熱中し、そして城の奥に隠された「賢者の石」の秘密に近づいていきます。
動く階段、しゃべる肖像画、組分け帽子、大広間の天井。物語を進めるより、この学校を隅々まで見せることに時間を使っています。1作目としてはこれが正しい判断でした。
チェレスタで始まるあのメロディ。シリーズ全体を貫く記号になりました。
子役3人はもちろん、脇を固めるイギリスの名優たちの充実ぶりが、この世界を安っぽくしていません。
映画としての評価は、正直そこまで高くありません。原作をなぞることを優先していて、映画独自の構成の工夫がほとんどない。152分と長く、事件が動き出すのも遅い。
ただ、1作目の役割は世界を見せることだと考えれば、この作りは間違っていません。実際、多くの人が記憶しているのは物語の筋ではなく、学校の光景のほうだと思います。
後の作品はもっと暗く、映画としても完成度が上がっていきます。ここはあくまで入り口として観るのがいいと思います。点数を低めにしたのはそのためで、シリーズ全体の評価とは別です。
物語より、魔法学校を見学する楽しさで持っている。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.9 |
| 映像美 | 4.4 |
| 音楽 | 4.8 |
| 演技 | 4.1 |
| 余韻 | 4.0 |
日本での興行収入は203億円を記録し、当時の歴代上位に入る大ヒットとなりました。シリーズは全8作が製作されています。
子ども向けファンタジーの大型シリーズという形を確立した作品で、以降の映画産業に与えた影響は大きなものでした。
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